12月、グアムにお休みで行っていた時に、とりあえず、一度地元のショッピングモールへ行ってみようか?と、向ったミクロネシアモール。これは、地元の人達にとっては、きっとワクワクする場所なんだろ〜ね〜。と、アメリカ本土のモールとのあまりの違いに愕然としつつ、そして購買意欲をそそられるもののあまりの無さに驚きつつ、とりあえずは、大好きな本屋さんを探そうとダイレクトリーをみると、ございました!
ということで、立ち寄った本屋さんで見つけたのが、このStill Alice。Lisa Genova という、ハーバード大学の神経科学博士が書いたフィクションです。
私、基本的に神経生理学とか、神経科学とか、そういった脳の機能に関する情報にクラクラワクワクしてしまう傾向があり、更に、この完全に左脳優勢と思われる科学者の皆さんが、信じられない位の分筆力を発揮している文章にも、即ノックアウトされてしまうんですねぇ。
同じくハーバード大学、ジル・テイラー博士のご自身の脳卒中からの回復を綴った、素晴らしい著書、Stroke of my Insight (奇跡の脳)も大好きな本だし、V.S.ラマチャンドラン博士のスピーチとか(彼のRをメチャクチャ転がす強烈アクセントも大好き!)著書も好きだし。。。。
このStill Aliceは、事実をベースにした完全なるフィクションです。読み易くて、そして一度読み始めたら途中でやめたくなくなる、読者を引きつける強い魅力のある文章。
この本の主人公は、アリスという名前の、ハーバード大学心理学名誉教授。50歳のお誕生日を目の前にして、いつもならよどみなくスムーズで素晴らしいレクチャーを提供する彼女が、そのレクチャーの途中で、ふと言葉に詰まってしまうところから始まります。最初は、ストレスによるちょっとした物忘れ、と思われていたことが、徐々にその度合いを強めていきます。そして若年性アルツハイマーを発症しているという診断を受けることに。
心理学の分野で言語を専門として、数々の論文や著書を送り出した彼女は、誰よりも頭脳明晰な人。その人が、少しずつ自分自身を失っていく姿を、彼女自身の目線から捉えています。同じくハーバード大学の教授である夫、そして3人の成人した子ども達との間の関係性もどんどん変化をしながら、人として本当に大切なものは何なのか?を考えさせられずにはいられないストーリーが展開されていきます。
目に涙が滲む場面もしばしば。
自分が自分である、ということは、一体どういうことなのだろう?と深く考えさせられると共に、知られているようでよく知らないアルツハイマーという病気に対しての理解も深まりました。
日本語訳も出版されているようです。
日本語タイトルは、どういうわけか”静かなアリス”
原題のStill の意味は、じっとしているとか、静止しているとか、静かというニュアンスではなくて、アリスはアリスのままで、という、”まだ” ”いまもなお”というニュアンスなんですけど。。。日本語訳微妙。。。。
中身は読んでいないので、タイトルのような勘違いができるだけ少ないことを期待したいと思います。
次は同じ著者の第二作目、" Left Neglected " という本を読み始めてま〜す。これは、30代のマルチに活躍する主婦が、交通事故の頭部への損傷が原因で、身体の左側の知覚を失ってしまう、左側のネグレクトをテーマにしている本のようです。ゆっくり読書できる時間が作れるといいなぁ〜。

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